ここ2週間、週末に1本ずつ映画を観ました。
どちらも来年の1月に閉館してしまうという、109シネマズMM横浜にて。
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学校帰りに一人で観た「ぶどうのなみだ」。
同じスタッフ陣によって作られた「しあわせのパン」が好きだったから、気になってた作品。
正直、一人で観てよかった。なんか、前作のほうが好きだったなー。
洋ちゃんがずっと険しい顔をしている役だったのが悲しい(笑)
「しあわせのパン」と同じく、温かい空気感と、北海道の自然を感じられる作品。
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お姉ちゃんと公開2日目に観た「天才スピヴェット」。
「ぶどうのなみだ」のときに流れた予告編で興味を持っていたら、
ちょうどお姉ちゃんに観ようと誘われたから、早速二人で観てきた。
あんなに泣かされるとは思わなかった。
たぶん、家族ものに異常に弱いんだと思う、私。
冒頭からふとしたシーンの数々にぐっときて仕方なかった。
3Dで観ることが前提とされたような綺麗で立体感のある映像。
ウェス・アンダーソン監督の作品と同じような世界観。(つまり、大好きな雰囲気!!!)
個人的には、今週末に自分でやろうとしているヒッチハイクのシーンが高まった。
やっぱり、いいな、ヒッチハイク。絶対やろう。
すべてのシーン、キャラクターが愛おしくて仕方ない。そんな作品だった。
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最近観たこの二つの映画に、思わぬ共通点。
どちらも、ある人物が、自分の名前にコンプレックスを持っていて、
親は自分にどうしてこんな名前を付けたんだろう?と思い続けてきた。
そしてそれを、ある第三者に打ち明けると、
その人は、自分だからこそ語れる、その名前に因んだエピソードを話してみせる。
名前に悩んできた彼・彼女は、そのエピソードにとても慰められた(ように見える)。
そして物語が展開するにつれ、名付け親本人から、
その名を付けた真の意味を聞く場面もあって…。
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たまたま1週間空けて観た2本の映画に、こんな共通点があって、びっくりした。
スピヴェット観てるときに、ハッとしちゃった。
私は自分の名前、大好きだけど、親が付けてくれるこの数文字の言葉って、
本当に本当に大事なんだなーって、思いました。
それにしても、スピヴェットは数日浸れるなー。今年の暫定1位決定!